ノーベル賞とは、様々な分野で活躍する人々に与えられる、その活動や研究、そして功績を称える世界最高峰の賞です。ここ最近の日本人の受賞者では2002年の田中耕一さんがおられますね。
ところで、このノーベル賞と対を成す「イグノーベル賞」というのが存在するのはご存知でしょうか?
イグ・ノーベル(Ig Nobel)賞は「愚かなノーベル賞」といった意味であり、本物のノーベル賞受賞者を含むハーバード大やマサチューセッツ工科大の教授らが書類選考し「他の誰もやりそうにない、ユーモアと独自性を兼ね備えた研究や開発」に授与されます。
では、どのような内容のものが受賞しているのでしょうか。見てみましょう。
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イグノーベル賞 -wikipedia
イグノーベル賞受賞者の一覧
~気になった受賞内容~
2006年 鳥類学賞 アイヴァン・R・シュワブ(Ivan R. Schwab, カリフォルニア大学デービス校) 故フィリップ・R・A・メイ(Philip R.A. May, カリフォルニア大学ロサンゼルス校) なぜキツツキは頭痛がしないかを研究し解説したことに対して。
2006年 物理学賞 バジル・オドリ(Basile Audoly, フランス・パリ、ピエール・アンド・マリー・キュリー大学) セバスティアン・ノイキルヒ(Sebastien Neukirch, フランス・パリ、ピエール・アンド・マリー・キュリー大学) 乾燥したスパゲティを曲げると、二つに割れずそれ以上の数の破片になってしまうのは何故か、についての洞察に対して。
2005年 流体力学賞 ビクトル・ベンノ・メイア=ロコウ(ブレーメン国際大学、オウル大学) ヨゼフ・ガル氏(ローランド・エトヴォシュ大学) 基本的な物理学の法則を使いペンギンの体内に起こる圧力を計算し、詳細な報告『ペンギンがうんこする際に生じる圧力:鳥類の排便における計算』にまとめたことに対し。
2004年 公衆衛生賞 ジリアン・クラーク(シカゴ高校農学科からハワード大学) 床に落ちた食べ物を食べても安全かどうかについての「5秒ルール」の科学的妥当性の研究に対して。
2003年 医学賞 エレナー・マグアイア、デイヴィッド・ガーディアン、イングリッド・ジョンスルード、カトリーナ・グッド、ジョン・アッシュバーナー、リチャード・フラッコイアク、クリストファー・フリス(ロンドン大学ユニヴァーシティー・カレッジ) ロンドンのタクシー運転手の脳は、他の一般市民と比べて高度に発達していることの証拠を提示したことに対して。
その他にももっとあるんですが、ここで書くとキリがないんでこの辺で…こうしてみるとホントにくだらないですよねwでも決してくだらないで済ますのではなく、それを何故であるかと納得がいくまで研究を重ねて結論を得る、そのような努力が評価された主な要因のではないではないかと考えます。
ちなみに日本の受賞者ではあの"ジャンピングシューズ"などを発明した「ドクター中松」さんがおられますね。しかし、あのような発明品を評価されたわけではなく、34年間、自分の食事を撮影し、食べた物が脳の働きや体調に与える影響を過去にまで遡って分析し続けていることに対して賞を与えられたそうです。
とても僕にはできない…
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